講習の概要

実際に体圧分散測定器の操作について理解を深め、その後、体圧分散測定器で示されたデータからシーティング計画書を作成し、それをどのように介護過程の展開につなげていくのかを学んでいきます。

主な受講対象

• 介護福祉分野への就職・復職を目指すリカレント教育
• 介護福祉関係者のキャリアアップ教育
• 介護の知識を増やしたいご家庭内での勉強

各回のタイトルと学習目標

第1回 導入講義

• 安楽で快適な姿勢保持が出来ることで、利用者の生活の質が向上することを理解する
• 座りっ放し、寝かせっ放しによる弊害を理解する
• 適切な姿勢保持が出来ているかどうかを確認するために体圧分散測定器を用いる意義について理解する

第2回 生活を構成する５つの要素の中での「睡眠・休養」ならびに「活動」

• 姿勢保持が、生活を構成する５つの要素の中の「睡眠・休養」ならびに「活動」に関わってくることを理解する
• 適切に姿勢保持が為されないと、「睡眠・休養」ならびに「活動」の質が著しく低下する危険性があることを理解する
• 「姿勢保持」と「起居動作」がすべての生活行為の基盤となることを理解する

第3回 姿勢保持に影響を及ぼす心身の仕組み等

• 生活における姿勢保持の位置づけが説明できる
• 姿勢保持に関連したこころのしくみを理解する
• 姿勢保持に関連したからだのしくみを理解する

第4回 姿勢保持に影響を及ぼす心身の仕組みの不調等

• 姿勢保持に影響を与える不調について理解する
• 姿勢保持から見える主体性「動き出し」サインについて理解する
• 臥位・仰臥位・側臥位・座位における支える場所と動く場所を理解する
• 姿勢保持を再獲得する過程について理解する

第5回 起居動作の理解

• 起居動作の基本について理解を深める
• 寝返りや起き上がりなどの起居動作が可能であるかどうかのチェックポイントについて理解を深める
• 起居動作を可能にする適切な福祉用具の使用法について理解する

第6回 機器の紹介①「住友理工：SRソフトビジョン」

• 体圧分散測定器の一つである住友理工株式会社のSRソフトビジョンの機能と使用法について理解を深める
• 体圧分散測定器を実際に介護福祉現場に活用した時のイメージを持てるようになる

第7回 機器の紹介②「住友理工：SRソフトビジョン」

• SRソフトビジョンを医療・保健・福祉分野でどのように活用していくのかを理解する
• 実際のSRソフトビジョンを活用した実践例から、具体的なイメージを持てるようになる

標準学習時間

約6時間（全7回）

AIによる講習要約

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