転倒予防と安全な歩行のための支援(前編)
これからの介護シリーズ

転倒予防と安全な歩行のための支援(前編)

転倒を予防する上でも、移動に関する知識を深めるとともに、実際にIT機器を使った介護事例を確認することで、これからの介護についてご自身でも考えていけることを目指します。

講師:下山 久之・牛田 篤・伊藤 明代・村上 逸人・石川 洋(同朋大学社会福祉学部)/美馬 秀樹(九州大学未来人材育成機構)/森 祥寛(金沢大学学術メディア創成センター)/(協力)RSscan International(日本代理店)/(協力)ゼロシーセブン株式会社


¥2,000 (内税)
 ログインして購入
     登録して購入

講習の概要

実際に歩行分析器の操作について理解を深め、その後、歩行分析器で示されたデータを解読し、それをどのように介護過程の展開につなげていくのかを学んでいきます。

主な受講対象
  • 介護福祉分野への就職・復職を目指すリカレント教育
  • 介護福祉関係者のキャリアアップ教育
  • 介護の知識を増やしたいご家庭内での勉強
各回のタイトルと学習目標
第1回 導入講義
  • 日常生活を送る上で、移動は欠かせない動作であり、その制約は生活の質に大きく影響することを理解する
  • 安全な歩行の再構築が、生活の質を高めることを理解する
  • 安全な歩行の再構築のために、歩行分析器が有用であることを理解する
第2回 生活を構成する5つの要素の中での「移動」
  • 生活を構成する5つの要素である「食事」「排泄」「活動」「清潔」「睡眠・休養」と「移動」の関連性について理解する
  • 「廃用症候群」「過用症候群」「誤用症候群」について理解する
  • 適切に移動の支援を行う為には、多職種協働が必要であることを理解する
第3回 移動に影響を及ぼす心身の仕組み等
  • 移動に関連したこころのしくみを理解する
  • 移動に関連したからだのしくみを理解する
  • 移動に関連した一連の生活行動が細分化して理解できる
  • 歩行時の遊脚期・立脚期のからだのしくみが理解できる
第4回 移動に影響を及ぼす心身の仕組みの不調等
  • 歩行に影響を与える不調の概念について理解するフレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニアの違い
  • 移動に関する6つの視点の観点から行動を細分化し、どのような不調があるか理解する
第5回 臥位→座位→立位等、姿勢・重心の移動
  • 歩行をより的確に理解していくために、人間の発達過程を理解する
  • 人間の発達段階に合わせて習得する動作と、無意識のうちに行っている起居動作を関連付けて理解する
  • 起居動作を土台として成立する歩行に必要な力を理解する
第6回 安定した歩行を構成する要素の理解
  • 安定した歩行に必要な要素を理解する
  • 高齢者の歩行の特徴を理解する
  • 高齢者の歩行の特徴から生じる転倒のリスクについて理解する
  • 転倒のリスクを考慮しながらも、高齢者が歩行し続けることの意義を理解する
第7回 歩行を構成する要素の不調・低下等
  • 歩行を構成する要素の不調・低下の原因となることを理解する
  • 転倒のリスクとなり得ることを理解し、転倒しやすい利用者を具体的にイメージできるようになる
  • 歩行能力の維持と転倒リスクへの配慮のバランスを取る視点について理解する
標準学習時間

約6時間(全7回)

AIによる講習要約

***

¥2,000 (内税)
ログインして購入 アカウントを作成する